家賃の督促は初期にしっかりする事が大事です。賃料の支払いが遅れる人には「ルーズな人」や「うっかりした人」などがいます。支払日の翌日に連絡し支払いを督促し、賃料をきちんと払わなければいけないということを理解し意識してもらいます。
他にも「支払えない人」、「支払おうとしない人」がいます。そういった人はなかなか連絡が取れなかったり、入金の約束をしても約束を守らなかったりします。
とにかく家賃を滞納されたら迅速に対応をしましょう。まずは電話や書面で家賃を支払うよう求めます。その後は訪問し直接会って支払ってもらえるよう求めましょう。それでも賃料が支払われない場合は連帯保証人へ連絡をします。その際に「保証人さんの方から払うように催促して欲しい」という依頼ぐらいがよいでしょう。それでも支払われない場合は保証人へ督促をします。入居者、保証人ともども支払いに応じない場合は法的処置を執ることになります。
家賃を滞納されてしまうと賃貸住宅経営が成り立たなくなってしまいます。入居審査で何の問題も無かった人が家賃を滞納するケースも増えています。未然に防ぐ対策も大事ですが、起きてしまった事に対する対処法も重要になります。
集合住宅には様々な性格、価値観を持った人たちが暮らしています。音に関してもそれぞれ感じ方、考え方が違うので、近隣・騒音について相談を受けた場合は必ず双方の話を聞いて対処法を考えましょう。
入居前に防音対策をすることは大事なポイントの一つです。建設会社に依頼する時に忘れずに防音対策の強化をお願いしましょう。しかし現状は賃貸用の物件ということで、構造上のことも踏まえ建設会社からの注意をはかっていないのが現状のようです。
騒音だけでなくペットによるトラブル、ゴミ出しに関するトラブル、水漏れなどの不注意による事故のトラブルなど様々な問題があります。共用部分についてのトラブルは、事前に使用上の注意、規約などを設定し説明することでトラブルを事前に回避することにもつながります。
ゴミの出し方、分別、ゴミ置き場をきれいに使用しないなど、ゴミに関する問題は後を絶ちません。
ゴミ置き場の清掃は貸し主(大家さん)、管理会社、ごく稀に入居者が常日頃から行うことできれいに保てます。誰が清掃をするのかを明確にしましょう。ゴミ置き場の隣に清掃用の水道などがあればよりきれいに保てると思います。
最近の入居者、特に女性の方はゴミ置き場が設置されているかを部屋選びのポイントの一つにしている人も多いようです。また入居者だけでなく近隣住人の方とのトラブルにも発展しかねません。常日頃からゴミ置き場をきれいに保つように心がけましょう。ゴミの分別・収集などのまとめたしおりのようなものを入居者に配布し意識してもらうなども重要です。
ペットが原因で起こるトラブルも増えています。現在は鳴き声や臭いによる近隣トラブル防止や退去後のリフォームに費用がかかることを考慮しペットを禁止にする貸し主が多いそうです。
ペットいっても様々な種類があります。金魚や熱帯魚など他の入居者への迷惑がかからないペットもいます。鳥類などは羽毛や糞でアレルギー症状を引き起こしてしまう場合もあります。
契約書のペットに関する条項を単に「ペット禁止」とするのではなく、飼育可能なペット、不可のペットなどを細かく決めたり、飼育を可能にした場合も近隣に迷惑をかけるようならばペットの飼育を禁止にする条項を追加したりなど、トラブル防止の為に工夫することも必要かもしれません。